闇の死操人こと剣持司がでてくるの番外編「闇の幻術控え 黒い谷」にでてくる松木渓谷。

足尾銅山の公害で樹木が生えなくなり廃村になった村のあった場所。
日本のグランドキャニオンなんて呼ぶこともあるようですが、公害で植物が生えなくなったので岩が露出している。

物語の中では、ここを産業廃棄物処理場にしようとする業者が庚申塚を倒したところ、社長や社員に呪いがかかり、剣持が呼ばれます。

主人公は、お父さんが産業廃棄物処理の会社の社員でこの地に越してきた小学生の女の子。霊をみることができます。
庚申塚が壊れて幽霊が沢山でているので、女の子はおびえますが、そのとき「みつ」という少女が現れて守ってくれます。
二人は仲良くなりますが、みつは松木渓谷の村が足尾銅山の公害にあったとき村で最初に亡くなった子供で、庚申様として祀られていたのです。

女の子が転校してきてからお化けが増えたと小学校の同級生たちがいじめをしようとすると、みつが止めて、庚申塚をもとに戻せばお化けはでなくなると説得します。

小学生たちは庚申塚をなおそうとしますが、そこに現れたのは修験道の行者の格好をした霊。
「この地をゴミで埋めようとするのは許さない、一人残らず祟り殺す」と小学生に襲いかかります。

剣持と池田近江くんが駆けつけ、みつも手伝ってなんとか庚申塚を戻すと霊たちは封印されましたが、みつも消えてしまいます。
「ここをゴミためにしないで」という彼女の言葉に、女の子は家でお父さんにくってかかりますが、お父さんは「どこかにゴミを捨てないといけない」といいます。

剣持は社長に、「工事をはじめれば、封印した霊が再び解き放たれ、命はない」と告げますが、社長は「ほかにも霊能者はいる」ととりあいません。
剣持は「闇の死操人がおりた仕事をうける能力者がいるとは思えませんがね」といって帰っていくのでした。